保育士やめました。
園長先生になりたい。
そう思ってから、保育園を園長の視点でみるようになった。
偉そうに上から保育士をみたり、こどもをみたりするんじゃない。
保育士ひとりひとりの良さも苦手さも理解して。
園として、揺るげないポイントを知って、そこはみんなが同じ方向を向いて進んで欲しい。
だけど、日常の保育に関する小さな出来事は、各自担任の想いで動いていい。
だって10人の保育士が1人のこどもをみるときに、10通りの見方があるから。
同じ見方であるわけがないし、同じ見方であったらいけないから。
その10通りの見方をみんなで声にして話し合う。
いろんな視野から見たひとりのこどもを、どう支援していくかは、みんなで話し合えばいい。
その子の根底には何があるのか。
その子の背景には何があるのか。
大きく背景といっても、その中にはたくさんの分野がある。
お父さんはどんな人かな?お母さんは?兄弟は何人?何番目にうまれたの?
その子はどんなことに関心があるかな?どんな言葉が響くのかな?どんなものをみつめてるかな?なにを私(保育士)に求めているかな?
いつだってこの考えを大切にこどもたちと関わってきた。なんなら友達や家族にだってそうして関わってきた。
いつもトラブルメーカーになってしまうのはなぜ?
すぐカッとなって友達とぶつかってしまうのはなぜ?
先生嫌い!てなるのはどうして?
嫌い=わかってくれない、だとしたら?
ごめんね。先生なんもあなたのことわかってあげられてなかったね。
だったら教えて?ゆっくり話そうよ。
ごめん。ごめん。て思ってた。
いま給食の時間だから話しないで急いでクラスに戻らなきゃダメ?
いま本当にしなきゃいけないのは、時間通りにご飯を食べること?
その子の周りに本当に理解してくれる人がいなかったら?
やっぱり父ちゃん母ちゃんと一緒だ。先生だってなんもわからないじゃないか!!!
て、思ってたら?
この先そんな思いで大人になるの?
だれも自分のことなんかわかってくれないじゃないか!!て思って、親になるの?
そんな親は、どう子育てをしていくの?
僕困ってるよ!!助けて!!って一生懸命発信している時に、助けられなかったのは誰???
私は間違ってないと思ってる。
いつだって誰だって、諦めないで向き合ったら分かり合えた。
だから私は諦めたくない。
自分を信頼して応援してくれる人がいる。その気持ちがどれだけ心の支えになって、もうダメだ、と思ったときの復活する力になるか。
私は保育に関して、心の育ちや親との信頼関係に重きを置いている。
いろんな園の特色があっていい。
でも、必ず私が大事にしている熱い想いを必要としている人がいる。
負けない。
この想いを話したら、園長が理解してくれた。
ありがとうって言ってくれた。
だから私はあなたに全てを話しました。
わかってくれる、向き合ってくれると信じたからです。
気持ちが落ち着くまで、ゆっくりします。
きっと心配かけてる人がいます。
ゆっくり自分と向き合うので、もうしばらく待っていてください。
いつも私をわかろうとしてそばにいてくれている人たち、ありがとう。